新興市場債の押し目買いを推奨、資金流入期待で-米モルガンS

米モルガン・スタンレーは10月 30日付の調査リポートで、新興市場債について、世界的にファンドの 資金流入が来年初めにかけて増える可能性が高いことから、投資家は 値下がりの機をとらえて保有高を増やすべきだと指摘した。

ロンドン在勤のストラテジスト、ラシク・ラーマン氏らがまとめ た同リポートによると、新興市場債に特化したファンドが抱えるリス クの度合いはベンチマークに対して緩やかであり、需給バランスの良 さが今後数週間の値上がりの支えになるという。過去3週間は、世界 経済のリセッション(景気後退)からの回復力に対する懸念がリスク 許容度の低下につながったのを受け、下落傾向が強かった。

JPモルガン・チェースの新興市場債指数EMBI+によると、 シンガポール時間午後1時47分(日本時間同2時47分)現在、新興 市場ソブリン債の利回りは米国債を3.22ポイント上回る水準。10月 14日には同2.90ポイントと、昨年8月以来の低水準にあった。

モルガン・スタンレーはリポートで「投資戦略が決まる年末は通 常、ファンドの資本流入が見られる時期だ」と説明。「つい最近見られ たような下げが今後も見込まれる。その場合には、来年初めにかけて のさらなる値上がりを見越し、買いで対応すべきだ」と指摘した。

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