リーマン所有の美術品競売:落札額は計1.2億円-焼け石に水か

経営破たんした米金融大手リー マン・ブラザーズ・ホールディングスが所有していた多岐にわたる美 術品が1日、フィラデルフィアで競売に掛けられ、計135万ドル (約1億2200万円)で落札された。

出品数は283点。落札額は事前予想(最大計76万800ドル)の 2倍弱に上ったものの、リーマンが債権者に負っている債務2500億 ドルから見れば、焼け石に水に過ぎない。

競売はフリーマンズ・オークショニアーズで6時間にわたり行わ れた。最も高い値が付いたのは、青と白の線を背景にした自由の女神 像を描いたロイ・リキテンスタインの「I Love Liberty」(1982 年)で4万9000ドル。事前予想最高値2万5000ドルの約2倍とな った。

このほか、ロバート・インディアナの「Polygons」(75年)と 呼ばれる作品シリーズ7点も、当初予想(6000ドル未満)を上回る 2万3750ドルで落札された。オークションでは、大半で最低価格を 上回る応札額が示され、出品作は完売した。

バークレイズやAT&Tなどの銀行や企業を顧客に持つ米フォレ スト・スコット・グループの美術アドバイザー、スコット・ドラック ス氏は、「良いか悪いか、関心がないかはさておき、これは金融の歴 史の一こまだ」と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE