中国:来年前半に金融引き締めに転じる可能性-清華大の李教授

清華大学の李稲葵教授は、世界 経済が過剰流動性によるリスク増大に直面していることから、中国は 来年1-6月(上期)に金融引き締め策に転じる可能性があるとの見 方を示した。

李教授は10月31日、上海で開かれた金融フォーラムで記者団 に対し、「当局は来年上期に金融政策の見直しを協議し、新たな金融 引き締め策を採用する可能性がある」と述べた。その上で、「その主 な目的は世界的な過剰流動性に対処することだ」と説明した。

温家宝首相が推進する4兆元(約53兆円)規模の刺激策と過去 に例を見ない新規融資の増大が中国経済の回復を下支えしている。中 国国務院(内閣に相当)は21日、成長支援の必要性と「インフレ期 待をより巧みにコントロールする必要性」の「バランス」を取ること が向こう数カ月間の政策の焦点になると指摘していた。

李教授はまた、人民元上昇を見越した投機的資金の流入を緩和 するため、香港での元建て債の発行拡大を政府に促した。同教授は中 国に流入する投機資金は通常なら、年間最大500億ドル(約4兆 5000億円)と推定している。

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