みずほFG:サウジ・リヤドで投資銀行の認可取得-現法設立

(正式発表を受け内容を更新します)

【記者:平野 和、日向 貴彦】

11月2日(ブルームバーグ):みずほフィナンシャルグループはサウ ジアラビアの首都リヤドに証券現地法人を設立し、2日開業した。この ほどサウジ当局から現法の設立認可を取得した。中東に進出する日本企 業を支援するほか、オイルマネーをアジアや日本に呼び込むなどの投資 銀行業務を手掛ける。複数の関係者が明らかにした。

この現法はみずほコーポレート銀行(CB)とみずほ証券の合弁会 社。みずほの2日夕の正式発表によると、みずほ証グループが7割、C Bが3割を出資する。金額は明らかにしていない。日本企業の中東進出 や、現地企業への出資・提携、サウジ投資家の資産運用などで助言サー ビスを提供する。現在約80社の日本企業が進出しているという。

日本勢では7月に投資銀行業務を開始した野村ホールディングスに 次ぐ動きとなる。原油価格の上昇で中東諸国の政府や企業の投資余力が 増す中、先行する米モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスな どと競争しながら海外収益の確保を狙う。

みずほ総合研究所市場調査部の井上淳シニアエコノミストは、「投 機マネーの流入で、原油価格は今年に入り急騰しており、中東経済は潤 い安定してきている」と分析。その上で、「オイルマネーのアメリカやア ジアなどの成長国への還流が始まるかもしれない」と述べた。原油価格 は10月に80ドルに達するなど、今年初の2倍程度に上昇している。

みずほCBは中東ではバーレーン(駐在員事務所)のほか、アラブ 首長国連邦(ロンドン支店ドバイ出張所)に拠点を持っているが、サウ ジに現法を開設するのは初めて。野村はサウジで企業の資金調達、富裕 層向けの資産運用業務などを開始している。

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