英財務相:RBSとロイズの資産売却で国内銀行業界の競争強化へ

ダーリング英財務相は1日、国 内銀行業界の競争強化に向け、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ ンド・グループ(RBS)とロイズ・バンキング・グループが支店と 事業の「極めて大規模な整理」に踏み切ることを明らかにした。

ダーリング財務相はBBC放送の「ポリティクス・ショー」に出 演し、英政府は両行の資産売却の結果として2013年までに新銀行が 3行ほど誕生すると想定しており、株主には金融業界への新規参入者 も含まれるだろうと語った。英政府はRBS株式の70%、ロイズ株 式の43%を保有する。

同財務相は「さらなる競争がなければ恐らく大手6行の状態で落 ち着いてしまい、選択肢が大幅に減少することを意味している。こう した状況は受け入れられない」と指摘。RBSとロイズには「極めて 大規模な整理が求められる」と説明した。

信用危機の影響で英国企業として過去最大の赤字を出したRBS は、保険部門や支店300カ所、投資銀行の一部資産の売却を欧州連 合(EU)から求められる可能性がある。ロイズは政府の不良資産保 証プログラムからの脱却を図るため、増資により110億ポンド(約 1兆6300億円)余りの調達を目指す。

31日付の日曜紙サンデー・テレグラフは情報源を明らかにしない 形で、創設される3つの個人向け新銀行は、TSB、ウィリアムズ・ アンド・グリンズ、バンクコの名称となると報じた。同紙によれば、 ウィリアムズ・アンド・グリンズはRBSの数百カ所に上るイングラ ンドの支店網を基盤に設立されるほか、バンクコはノーザン・ロック の資産を基に創設される見通し。

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