SJI株はストップ高買い気配、中国企業が4割出資の報道

ジャスダック上場のシステム開発 会社SJIに買い注文が殺到。前週末比11%高の2万9990円のストッ プ高(制限値幅いっぱいの上昇)買い気配で午前の取引を終了した。2 日付の日本経済新聞朝刊が、中国IT(情報技術)最大手、聯想控股グ ループが4割を出資する方向で交渉中と報じたのが手掛かり。

日経によると出資規模は50億円程度で、交渉主体は聯想グループ のシステム構築会社神州数碼控股(デジタル・チャイナ)。SJIは中 国人留学生らが設立した企業で、同国との結びつきが強い。

報道によれば、聯想側は第三者割当増資の引き受けや新株予約権取 得によりSJI株の4割を取得し、筆頭株主となる。資本参加によりS JIから日本の最先端システムを調達、中国の金融機関や通信大手、政 府機関からの受注増を目指す、という。

中国勢の対日進出としては、中国の家電量販店最大手蘇寧電器(南 京市)が8月に、再建中のラオックスの筆頭株主になった。

みずほ証券の瀬川剛エクイティストラテジストは中国勢の動向につ いて「数年前から不動産進出が目立っていたが、企業面でも出てきた」 と説明。ただ、ラオックスのような不振企業の支援や、SJIのような 中国関連への出資であれば、日本の「国家戦略的にも問題はないので は」と述べている。

ジャスダックは午前8時20分から、情報確認のためとして同社株 の売買を一時停止した。SJIが「現時点で決定した事実はない。開示 すべき事項が発生すれば速やかにお知らせする」とのコメントを発表し たことを受け、午前10時11分に再開、買い気配を切り上げる展開とな った。

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