富士ソフト株が急反発、人件費削減などで予想外に収益性改善

独立系ソフトウエア開発会社の富 士ソフトの株価が一時、前週末比6.1%高の1676円と急反発。人件費 を含めたコスト削減が進展、今期(2010年3月期)業績予想を増額修 正した。担当アナリストらの事前の予想値を大きく上回る好内容だっ た。

富士ソフトが前週末10月30日の取引終了後に公表した修正業績 予想によると、今期の連結売上高は前期比12%減の1450億円、営業 利益は同51%減の36億円となる見込み。前回予想に比べ営業利益が 6億円(20%)上乗せされた格好で、営業利益率は2.5%と、前回予 想から0.4ポイント高まる予定。

ブルームバーグ・データによると、同社株をカバーする証券系ア ナリスト6人の事前の営業益予想の平均値は29億円で、会社側の新計 画は市場予想を24%上回っている。

コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは「厳しい事業環境下で 少しでも利益を出そうとコスト削減に取り組む企業姿勢は評価でき る」と述べている。

ただ川崎氏は富士ソフト株が確かな上昇トレンドに入るためには、 「トップライン(売り上げ)が継続的に伸びていくことが重要」とも 指摘、景気遅行型のIT(情報通信)業界で、富士ソフトの業績が回 復するためには、しばらく時間が必要だとみていた。

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