英FSAの銀行ボーナス規範、株式による支給拡大につながる見込み

英国の銀行は、英金融サービス 機構(FSA)が導入したボーナス(賞与)に関する新しい規範を 順守していると証明することが2日から義務付けられる。ロンドン のバンカーは、ボーナスに占める現金の割合が低下し、株式での受 け取りが増えることになりそうだ。

専門家らによれば、ターナーFSA長官が銀行に対し、ボーナ ス支給前に資本を増強しておくよう求めていることも、銀行が株式 を発行してボーナスに充てる動きに拍車を掛けるという。

英クリフォード・チャンスの弁護士、サイモン・グリーソン氏 は「銀行の資本増強を目指すなら、FSAは全額株式での支払いを 条件とする高額ボーナスの支給を奨励すべきだ」との考えを示した。

1年間の国内総生産(GDP)に匹敵する負担を納税者に強い る恐れがある銀行救済措置に対する国民の反発は強く、英政府はそ の火消しに躍起になっている。英銀26行は2日までに、過度のリ スクテークの抑制を目的に導入した賞与規範を順守していることを FSAに示さなければならない。

英民間調査機関、経済ビジネスリサーチセンター(CEBR) は2週間前に発表したリポートで、金融サービス業界の従業員の今 年のボーナス総額は前年比50%増の60億ポンド(約8900億円) になるとの見通しを示した。

最大野党・保守党の「影の財務相」を務めるジョージ・オズボ ーン下院議員は先週、公的支援を受けた銀行はボーナスを現金でな く株式で支払うべきだとの考えを示した。保守党は来年半ばまでに 行われる次期総選挙で政権を奪回した場合、FSAを廃止すること を公約としている。イングランド銀行(英中銀)に銀行監督権限を 戻す方針。

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