9月の現金給与は前年比で16カ月連続減-企業のコスト削減継続

9月の1人当たりの現金給与総額 は前年比で16カ月連続のマイナスとなった。企業のコスト削減姿勢が 引き続き強く、賃金の前年割れは当面続くとの見方も出ている。

厚生労働省が2日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報値)に よると、従業員5人以上の事業所での1人当たり現金給与総額は前年 同月比1.6%減の26万6364円だった。ブルームバーグ・ニュースの 事前調査では、エコノミストの予想中央値は2.1%減だった。

現金給与総額の内訳では、基本給などの所定内給与が同1.1%減 の24万5651円、残業手当など所定外給与は同12.5%減の1万6242 円。

バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは 10月29日付リポートで、製造業を中心に企業はコスト削減の手を緩 めていないと指摘。「雇用の悪化と賃金の前年割れは少なくとも2010 年前半まで続く可能性が高い」との見方を示した。

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