GSユアサ株が急反落、民間企業投資や鉛価格に懸念-上期営業赤字

自動車用鉛蓄電池で世界3位のジ ーエス・ユアサ コーポレーションの株価が前週末比3.9%安の761円 と急反落。景気低迷の影響から上半期(2009年4-9月)の連結営業 損益は小幅ながら赤字に転落したもよう。民間企業の設備投資低迷や鉛 価格上昇などで業績先行きへの警戒が強く、売りが先行している。

同社が30日に発表した業績予想修正によると、上半期の連結営業 損益は8000万円の赤字と、従来の収益均衡からやや悪化したもよう。 前年同期は65億3000万円の黒字だった。海外子会社による利益の上積 みがあったものの、大口取引先に対する売上債権の貸し倒れ(約11億 円)が響いた。

会社側は2010年3月通期営業損益予想(70億円の黒字)を据え置 いた。しかし、ゴールドマン・サックス証券の渡辺崇アナリストは31 日付リポートで、「上期が若干の下方修正にとどまった点はポジティブ だが、下期に向けて依然として不透明感が強いのも事実」と指摘する。

その上で同氏は、期末に売上高や利益が集中する産業用電池は、民 間企業の設備投資延期の影響を引き続き受けることや、官公庁の予算見 直しに伴う期末出荷が減少する可能性がそれぞれあると予想。原料の鉛 価格が上昇している点も懸念材料とし、投資判断「売り」を強調した。

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