【個別銘柄】消費者金融、富士ソフト、住友電、村田、三井不、SJI

材料銘柄の値動きは以下の通り。

消費者金融:クレディセゾン(8253)の終値が前週末比17%高の 1214円など軒並み急騰。1日付の日本経済新聞は、政府が消費者金融 など貸金業向けに強化してきた規制を緩和する方向で検討すると報道。 収益環境の好転を期待した買いが膨らみ、東証1部値上がり率上位には クレセゾンのほか、武富士(8564)、アイフル(8515)、プロミス (8574)、アコム(8572)、ジャックス(8584)、イオンクレジット (8570)、ポケットカード(8519)も入った。東証1部その他金融指数 は5.8%高で業種別33指数の上昇率1位。

武富士(8564):23%高の427円とストップ高(値幅制限いっぱい の上昇)。4-9月期の連結純利益は170億円になったもようと発表し た。従来予想(82億円)の約2.1倍。保守的に見込んでいた貸付金の 平均利回りや貸倒償却が当初の想定より良かったほか、営業費用の削減 が効く。

SJI(2315):11%高の2万9990円ストップ高比例配分。中国 IT(情報技術)最大手、聯想控股グループが年内にもSJIを傘下に 収める方向で交渉していると2日付の日本経済新聞が報道した。会社側 は「開示すべき事実発生の場合は速やかに公表」とのコメントを発表。

富士ソフト(9749):8.2%高の1710円。人件費を含めたコスト削 減が進展し、10年3月期の業績予想を増額修正した。修正数字は担当 アナリストらの事前予想値を大きく上回った。コスモ証券の川崎朝映シ ニアアナリストは、「厳しい事業環境下で少しでも利益を出そうとコス ト削減に取り組む企業姿勢は評価できる」と述べた。

住友電気工業(5802):5.7%安の1061円。10年3月期の業績予 想を増額修正したものの、情報通信事業の営業利益見通しは減額した。 同事業の先行き不透明感や利益鈍化への警戒から売りが膨らんだ。一時

6.5%安の1052円と、3月12日以来7カ月半ぶりの下落率を記録。

村田製作所(6981):3.8%安の4330円。第2四半期の連結営業損 益は61億円の黒字と、4-6月期の赤字から改善したが、10月に入り 携帯向けやパソコン向け受注が減少しはじめている。クレディ・スイス 証券の板谷雅之アナリストはリポートで、「当初、豊富な受注残高を抱 えていることから引き続き10-12月期に向け強い業績モメンタムが続 くと見ていたが、7-9月期が当面のピークとなりそう」と分析。

TOTO(5332):5.1%安の520円。新設住宅着工件数の低迷で トイレや浴槽の販売が落ち込んでいることを理由に、10年3月期の業 績予想を下方修正した。連結純損益は従来の黒字から一転赤字となり、 業績悪化を懸念した売りが出た。

合同製鉄(5410):16%高の207円。発行済株式総数の3.5%に相 当する600万株、金額にして14億円を上限に自社株買いを実施すると 発表した。また、4-9月期の連結最終利益は9900万円と、従来予想 のゼロから上振れたと発表した。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):2.4%安の773円。 景気低迷の影響から、4-9月期の連結営業損益は小幅ながら赤字に転 落したもよう。民間企業の設備投資低迷や鉛価格上昇などで業績先行き への警戒が強く、売りが先行した。

全日本空輸(9202):4.7%安の241円。旅客需要の低迷や低価格 志向による単価下落が厳しく、10年3月期の連結純損益予想を従来の 30億円の黒字に対し、280億円の赤字に大幅下方修正した。2期連続の 最終赤字見通しとなり、業績悪化を嫌気した売りが出た。

新生銀行(8303):2.5%高の124円。劣後債の買い戻し益を特別 利益に計上し、4-9月期の連結純利益は110億円と、従来予想の50 億円から上振れたもようと発表した。

荏原(6361):3.9%安の391円。4-9月期の連結純損益は11億 円の赤字になったもようと発表した。従来予想は10億円の赤字。固定 費削減を進めたが、税金費用などの負担増が響く。

レンゴー(3941):3.3%高の527円。日本マタイを連結子会社に加え たことが奏功する上、コスト削減なども進展し、10年3月期の業績予 想を大幅に増額修正した。市場コンセンサスを大きく上回ったため、買 いが優勢となった。

川崎重工業(7012):3.9%安の222円。10年3月期の連結純利益予 想を前期比74%減の30億円に下方修正した。従来予想は60億円。汎 用機や航空宇宙事業の売り上げが減少するほか、上期に談合事件関連の 特別損失が発生したことも響いた。

三井不動産(8801):6.6%安の1406円。29日に発表した10年3 月期業績予想の下方修正を受け、株価の上昇余地は限られるとの見方が 出ている。JPモルガン証券は10月30日、投資判断を「オーバーウエ ート」から「中立」、目標株価を2500円から2000円に引き下げた。大 和証券SMBCも同日、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」 に引き下げた。

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