09年度法人税収が上半期で初のマイナス-税収40兆円以下確実

財務省が2日発表した2009年度一 般会計税収実績(9月末現在)によると、景気悪化による企業収益悪 化に伴い法人税収が上半期(4-9月期)で初めて1兆円超のマイナス となった。税収実績は当初見込みを大幅に下回るペースで推移してお り、最終的には当初予算額(46兆1030億円)に達せず、40兆円割れ が確実な情勢だ。

法人税収は当初予算額10兆5440億円に対し、9月末現在の累計 が1兆3075億円のマイナス。納税額が当初想定を下回り、超過分の払 い戻しが累計で2兆6832億円に上ったことなどが主因となった。一方 で、累計の法人税収は1兆3757億円にとどまった。法人税収が上半期 でマイナスになるのは比較可能な1960年度以降で初めて。

上半期の一般会計の税収は前年同期比24.4%減の10兆923億円、 このうち約半分を占める所得税は同14.7%減の5兆5472億円にとど まった。消費税は同7%減の2兆1958億円だった。

税収見通しについて藤井裕久藤井財務相は10月20日の記者会見 で、「40兆円割れもあり得る」との認識を示していた。財務省では、 足元の実績はそういうことを反映しているとする一方で、これほどの 急激な企業収益の悪化を想定するのは難しかったと説明している。

9月単月の税収実績は、前年同月比13.7%減の2兆1666億円で、 累計は10兆923億円。予算額に対する進ちょく割合は21.9%だった。 各税項目では、法人税は9月単月としても初めての259億円の赤字と なった。所得税も同13.4%減の7637億円にとどまった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE