米フォードの組合従業員、労働協約の改定を拒否-競争力維持に影響も

米自動車メーカー、フォード・モ ーターの時間給労働者は、同社が米国内で競争力を維持するために必 要としている労働協約の譲歩を拒否した。投票結果に詳しい2人の関 係者が明らかにした。

関係者が発表前であることを理由に匿名を条件に述べたところに よると、全米自動車労組(UAW)とフォードの幹部は労働協約の改 定が否決されたことを認めており、2日に正式発表を行う見込み。1 人の関係者によれば、全米の組合員のうち約75%が新協約に反対票を 投じた。新協約には、6年間の賃金・手当をめぐるストライキ禁止な どが含まれている。

ミシガン州ディアボーンのトラック工場で10月30日に行われた 投票では、反対票が93%に達した。同日に実施されたケンタッキー州 ルイビルのトラック工場での投票でも組合員の84%が反対し、ミシガ ン州のエンジン工場でも新協約は否決された。

国内大手で唯一破たんを免れたフォードは、ゼネラル・モーター ズ(GM)やクライスラー・グループが引き出したのと同様の譲歩を 組合側に求めていた。1人の関係者は、圧倒的多数で否決する工場が 続出していることから、再投票が行われる公算も小さいとしている。

UAWの広報担当、ロジャー・カーソン氏に電話と電子メール で取材を試みたが返答は得られなかった。フォードの広報担当者、マ ーシー・エバンズ氏は「UAWが最終結果を発表するまでコメントし ない」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE