米CITが破産申請、事前調整型手続き実行-負債5.8兆円

経営難に陥っていた創業101年の 米商業金融CITグループは1日、米連邦破産法11条に基づく会社更 生手続きの適用を申請したと発表した。信用逼迫(ひっぱく)の影響 で資金繰りに行き詰まり、米政府による救済や債務の交換も模索され たが、実現に至らなかった。

CITの取締役会は、事前調整型の破産手続きを承認した。ニュ ーヨーク州南部地区連邦破産裁判所への届け出によると、同社の総資 産は710億ドル(約6兆4000億円)、負債は649億ドル(約5兆8000 億円)。同社の発表文によると、CITバンクを含む事業子会社はい ずれも会社更生手続き申請の対象とはなっておらず、今後も通常通り 営業を続ける。

ジェフリー・ピーク最高経営責任者(CEO)は発表文で、破産 申請によって、「CITによる中小企業や中間市場の顧客への資金提 供の継続が可能になる」と説明した。

CITは会社再建中の運転資金として、投資家カール・アイカー ン氏から今年末まで利用可能な10億ドルの再建企業向け(DIP)融 資枠の提供を受けることで合意している。同社は債務300億ドルにつ いて、新規の証券や株式との交換を債券保有者に要請したが、10月29 日の期限までに同意が得られず、債券保有者の9割は事前調整型の破 産手続きを支持した。

CITは事前調整型の破産手続きを通じて、債務の100億ドル削 減を計画。また、申請から2カ月間で手続きを完了させたい意向を明 らかにした。

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