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NY外為(30日):円とドル上昇、リスク許容が低下(Update1)

ニューヨーク外国為替市場で はドルと円がユーロに対して上昇。週間ベースでは4週ぶりの上げ だった。投資家の間で政府の景気刺激策が解除されたら世界の景気 回復が腰折れするとの懸念が広がり、リスク資産への需要が減退し た。

円はブルームバーグが調査する主要16通貨すべてに対して上昇。 日銀は金融支援のための時限措置のうち、社債の買い入れについて 年内で停止することを決めた。カナダ・ドルは米ドルに対して下落。 カナダの8月の国内総生産(GDP)が予想外に減少したのが売り 材料だった。

RBSセキュリティーズの外国為替戦略責任者、アラン・ラス キン氏は、「景気刺激策の内容がやや薄くなり始めているが、経済 蘇生についての認識が誤っているのか疑問だ。多くの市場参加者は ドルに対してショートポジションを立て、よりリスクの高い取引に 対してはロングポジションを取っている。年末前に一部のリスクポ ジションに調整が入るとみている」と語った。

ニューヨーク時間午後2時45分現在、円は対ユーロで2.3% 上昇して1ユーロ=132円45銭。前日は135円51銭だった。ドル はユーロに対して0.7%上昇の1ユーロ=1.4723ドル(前日は

1.4822ドル)。円は対ドルで1.6%上げて1ドル=89円97銭。前 日は91円41銭だった。

カナダ・ドル

カナダ・ドルは米ドルに対して最大1.6%下落。同国の8月のG DPは前月比0.1%減少、ブルームバーグがまとめたエコノミスト 23人の予想では0.1%増が見込まれていた。

ブルームバーグのまとめた予想ではカナダ・ドルは年末までに 対米ドルで1.05カナダ・ドルまで上昇すると見込まれている。

円はニュージーランド・ドルに対して上昇、ドルも対オースト ラリア・ドルで値上がりした。低金利通貨で資金を調達し、高金利 通貨で運用するキャリー取引が縮小するとの観測が背景。

日本の政策金利は0.1%、米国は事実上ゼロ。これに対しオース トラリアは3.25%、ニュージーランドは2.5%に設定されている。

日銀の決定

週間ベースで円はユーロに対して4.1%上昇、ドルは同1.8%値 上がりした。

日銀は金融政策決定会合で、12月末を期限とする企業金融支援 のための時限措置のうち、CPと社債の買い入れについては年内で 停止し、企業金融支援特別オペは来年3月末まで延長した上で完了 することを決めた。

米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、3000億ドル規模の米 国債購入プログラムを終了した。7カ月にわたる米国債買い入れが 住宅市場の安定化に貢献し、借り入れコストの上昇抑制につながっ たとみられる。

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