コンテンツにスキップする

欧州債(30日):上昇、株安と失業率上昇で-独10年債3.23%

欧州債市場では、ドイツ国債 相場が上昇。株の下落に加え、ドイツ小売売上指数の低下にユーロ圏 失業率の上昇を受けて景気回復の強さを疑問視する見方が強まり、安 全な投資先とされる国債への需要が強まった。

9月の独小売売上高指数は前月比0.5%低下と、市場予想に反し 2カ月連続で低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミストの予想中央値は同1%上昇だった。また9月のユーロ圏失業率 は9.7%と、1999年1月以来の高水準に悪化した。

独10年債とインフレ連動債(TIPS)とのスプレッド(利回 り格差)が示唆する債券投資家のインフレ期待は週間ベースで低下し た。景気回復は価格上昇圧力に拍車をかけるほど力強くないとの見方 が背景。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、デービッド・シュノーツ 氏(フランクフルト在勤)は「市場が統計発表のプラスのサプライズ に慣れ始めてきたところで、この日は独小売売上高が期待外れの内容 となった」と指摘。「これが国債にとり若干のサポートとなるだろ う」と語った。

ロンドン時間午後4時40分現在、10年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.23%。週間ベー スでは12bp低下した。同国債(表面利率3.5%、2019年7月償 還)価格は前週から0.95ポイント上げ102.18。2年債利回りは6 bp低下し1.29%となった。週間ベースでは9bp低下した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE