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10月30日の欧州マーケットサマリー:株が下落、債券は上昇

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4742 1.4822 ドル/円 90.01 91.41 ユーロ/円 132.69 135.51

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 236.93 -4.80 -2.0% 英FT100 5,044.55 -93.17 -1.8% 独DAX 5,414.96 -172.49 -3.1% 仏CAC40 3,607.69 -106.33 -2.9%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.29% -.06 独国債10年物 3.23% -.10 英国債10年物 3.62% -.05

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,040.00 -.50 -.05% 原油 北海ブレント 75.54 -2.50 -3.20%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は下落し、ダウ欧州600指数は月間ベースで2月以 降最大の下げとなった。固定電話ネットワーク大手の仏アルカテル・ ルーセントの7-9月(第3四半期)赤字が予想より悪化したが嫌気 された。

また、9月の米個人消費支出(PCE)が5カ月ぶりにマイナス となったのに加え、10月のロイター・ミシガン大学消費者マインド 指数が前月から低下したことが材料視された。

アルカテル・ルーセントは11%の大幅安。ドイツのエンジニア リング会社、シーメンスは4.7%下げた。同国紙ハンデルスブラット が、ドイツ国鉄(DB)が高速鉄道の車両入札を取りやめると報じた ことが売りにつながった。ロンドン市場の非金属相場の下落を背景に、 カザフスタンの産銅大手、カザフミスを中心に鉱山銘柄が安い。

ダウ欧州600指数は前日比2%安の236.93で終了。この日は 同指数を構成する19産業グループすべてが下げた。前週末比では

3.3%安と、7月以降で最大の下げとなった。月間の下落率は2.3%。 企業業績と景気の見通しと比較すると、同指数がここ8カ月で50% 上昇したのは行き過ぎとの見方が広がったことが背景にある。

クレディ・スイス・アセット・マネジメント(ロンドン)のボ ブ・パーカー副会長は、「これまでの上昇度合いを考慮した場合、複 数の下振れリスクが存在する。今後2、3カ月は見送りムードが強ま る可能性がある」と語った。

30日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価が下落した。 ダウ・ユーロ50種指数は前日比2.9%安、ダウ・欧州50種指数は

2.2%下げた。

◎欧州債券市場

欧州債市場では、ドイツ国債相場が上昇。株の下落に加え、ドイ ツ小売売上指数の低下にユーロ圏失業率の上昇を受けて景気回復の 強さを疑問視する見方が強まり、安全な投資先とされる国債への需要 が強まった。

9月の独小売売上高指数は前月比0.5%低下と、市場予想に反し 2カ月連続で低下した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミストの予想中央値は同1%上昇だった。また9月のユーロ圏失業率 は9.7%と、1999年1月以来の高水準に悪化した。

独10年債とインフレ連動債(TIPS)とのスプレッド(利回 り格差)が示唆する債券投資家のインフレ期待は週間ベースで低下し た。景気回復は価格上昇圧力に拍車をかけるほど力強くないとの見方 が背景。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、デービッド・シュノーツ 氏(フランクフルト在勤)は「市場が統計発表のプラスのサプライズ に慣れ始めてきたところで、この日は独小売売上高が期待外れの内容 となった」と指摘。「これが国債にとり若干のサポートとなるだろ う」と語った。

ロンドン時間午後4時40分現在、10年債利回りは前日比9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.23%。週間ベー スでは12bp低下した。同国債(表面利率3.5%、2019年7月償 還)価格は前週から0.95ポイント上げ102.18。2年債利回りは6 bp低下し1.29%となった。週間ベースでは9bp低下した。

◎英国債市場

英国債相場は上昇。株式相場の下落を背景に、安全投資としての 国債需要が高まった。

10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の3.61%となった。月間ベースでは2bp上昇。2年 債利回りは前日比4bp下げ0.86%。9月30日は0.88%だった。

この日のダウ欧州600指数は下落。月間ベースとしては4カ月 ぶりのマイナスとなった。

イングランド銀行(英中央銀行)は11月5日、景気刺激を狙っ た資産買い取りプログラムの購入規模を拡大するかどうかを決定す る。

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