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10月の英住宅価格:1年7カ月ぶりに前年比で上昇-ネーションワイド

英住宅金融大手ネーションワイ ド・ビルディング・ソサエティーが30日発表した10月の英住宅価格 は、1年7カ月ぶりに前年比で上昇した。低金利に加え、消費者信頼 感の改善が需要を喚起した。

発表資料によると、10月の住宅平均価格は16万2038ポンド(約 2450万円)と前月比0.4%上昇し、6カ月連続で値上がりした。前 年同月比では2%上昇し、2008年3月以来初めてプラスに転じた。

今月の結果は、不動産市場の回復を示す新たな兆候となった。英 住宅価格は07年のピーク時から最大2割低下してから反発したが、 失業率の上昇に加えて経済がリセッション(景気後退)から脱却でき ずにいることから、今後は住宅価格の伸びが抑えられるとエコノミス トらはみている。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、マーティン・ガーバウ ワー氏は発表資料で、「今夏に確認された不動産価格の強い上昇基調は 秋にかけて鈍化の兆しを見せている」と指摘。過去最低の政策金利は 「労働市場の弱さが住宅需要に与えるマイナスの影響を和らげるだろ う」と語った。

7-9月(第3四半期)の英国内総生産(GDP)は予想に反し てマイナス成長となり、統計開始の1955年以来で最長のリセッショ ンとなっている。また、失業者の増加に伴い失業率は2010年になっ ても上昇が続くと見込まれている。

ガーバウワー氏は「景気の弱さが示唆する雇用市場の厳しい状況 を考えると、住宅市場が2000年代初めに見られた活況を取り戻し、 価格が上昇するとは考えにくい」とも述べた。

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