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米エクソンなど石油メジャー:需要低迷の逆風下、収益確保へ奮闘

米エクソンモービルやペトロチャ イナ(中国石油)、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルなどの石油メジャ ー(国際石油資本)は、燃料需要の低迷と戦っている。大恐慌以降で 最悪の米景気の悪化をきっかけとした世界経済の低迷で燃料需要は減 退。各社は利益の回復を目指している。

ガソリンやディーゼル油の価格が下落するなか、米国にあるエク ソンの製油所は7-9月(第3四半期)に1日当たり約230万ドル(約 2億1000万円)の損失を出した。シェルの石油精製部門は47%減益。 同社は需要減退が「短中期的な」利ざやの縮小につながり、エネルギ ーの消費や価格の早期回復は見込めないとしている。

世界の石油各社は再生可能エネルギー事業向けの資金確保を目指 しながらも、コストや人員を削減するほか、減益を食い止めるため新 規投資の一部を抑制している。エクソンとシェルの7-9月の利益は 6年ぶりの低水準まで減少。エクソンは2009年の設備投資の見通しを 10%引き下げた。

エネルギーコンサルタント会社ブルックシャイア・アドバイザリ ー・アンド・リサーチ(イリノイ州)のジャンナ・バーン社長は「原 油相場が低水準にあることや精製マージンの厳しさが、今四半期から 来四半期にかけて引き続き石油メジャーを悩ませるだろう」と指摘。 ニューヨーク原油相場の年初来平均は1バレル当たり59ドル。2008 年は99.75ドルだった。

国際エネルギー機関(IEA)によると、燃料消費が鈍化するな か、産油国の7-9月の原油生産は世界の需要を368万バレル上回っ た。これはクウェートとリビアの1日当たりの生産量の合計に相当す る。この間の原油先物価格の平均は前年同期比で約50ドル下落し、天 然ガス相場は7年ぶりの安値まで下げた。

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