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R&I、日航をCCCに格下げ-わずか1カ月程度で3度の引き下げ

格付投資情報センター(R&I) は30日、経営難に陥っている日本航空(持ち株会社)、日本航空イン ターナショナル(事業子会社)の格付けをBからCCCに引き下げた。 9月25日以降、1カ月程度で3度目の格下げとなる。債務不履行など 信用リスクの懸念から、さらなる格下げの可能性もあるという。

発表資料の中でR&Iは、「事業再生計画の詳細は確定していない ものの、債権放棄などの債務調整が実施される蓋然(がいぜん)性が 極めて高く、債務不履行の懸念が強まったと判断している」と指摘。既 発社債については、担保付債務も含め全ての債務を対象に調整が行わ れる可能性が高いという。

日航は29日、企業再生支援機構に対し、日航グループの再生支援 を依頼し、再生支援に関する事前相談を開始したと発表した。

日航が支援を受けるためには、事業再生計画について支援機構が検 討し、銀行などから計画の同意を得る必要がある。R&Iは、年金債務 の削減問題などの計画策定でも不透明な要素がある上、当面必要な資金 の手当ても喫緊の課題として、引き続き格下げ方向での見直しを継続す るという。

R&Iでは、CCCの格付けを債務不履行になる可能性が大きく、 将来の履行に懸念を抱かせる要素があると定義している。

日航の格付けでは、ムーディーズがB-、日本格付研究所(JCR )がBB-としている。日本航空インターナショナルでは、ムーディー ズがB1、S&PがB-、JCRがBB-としている。

藤井裕久財務相が30日午前の閣議後会見で明らかにしたところに よると、前原誠司国土交通相は国土交通省内に「日本航空再建対策本 部」を設置する見通し。本部長には前原国交相が就任する。

◎日本航空の社債(2009年10月30日時点で残高がある社債のみ)
(1)日本航空(発行時は、持ち株会社の日本航空システム)
 回号  発行額   年限  発行日        満期
SB 第1回債 100億円  10年  2003.12.18  2013.12.18
SB 第3回債 100億円   7年   2004.2.4      2011.2.4
ユーロ円CB  1000億円  7年  2004.4.5   2011.3.25
        現在の残高は、202億2900万円
(2)日本航空インターナショナル(発行時は日本航空)
第9回債 100億円  20年  1998.1.22   2018.1.22
第11回債 170億円  10年  1998.3.5    2010.3.5
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