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TDK株が約半年ぶりの上昇率、構造改革進み上期営業利益は5割超過

電子部品大手のTDK株が一時前 日比7.2%高の5380円と急反発し、上昇率は約半年ぶりの大きさ。29 日発表した4-9月期連結決算(米国会計基準)で、本業の利益を示す 営業利益が計画を5割超上回った。前期から実施している構造改革の効 果が顕在化してきており、経営効率の高まりが評価された。午前10時 15分時点で、日経平均株価のプラス寄与度1位。

TDKの4-9月期の連結営業利益は従来予想を19億円(54%) 上回り、前年同期比62%減の54億円となった。薄型テレビ向けなど電 子部品の受注が上向き、稼働率が回復する中で拠点集約、製品見直しな どの構造改革の進展が利益水準を押し上げた。

4-9月期の上振れを考慮し、同社は今通期(2010年3月期)の 連結営業利益を154億円に増額修正した。従来予想は135億円、前期 実績は543億円の赤字。

ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは29日付の投 資家向けリポートで、予想以上の速さで収益改善が進んでいると指摘、 「会社側の下期計画(営業益100億円)は保守的で、株式市場は再度 業績期待を高める」と予想した。同氏は、大手受動部品(TDK、村田 製作所、京セラ、太陽誘電)の中で、TDKが最も魅力度が高いと見る。

会社決算を受け、GS証では業績予想を増額修正すると同時に、投 資判断「買い」を据え置いたまま、目標株価を6000円から6500 円に 引き上げた。目標株価は、2012年3月期の同証予想EPS(1株当た り純利益)355円10銭を基に、PER(株価収益率)18倍相当などか ら算出したという。

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