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サムスン電子の7-9月期:過去最高益-製品価格の上昇で

半導体や薄型テレビ、携帯電 話端末製造でアジア最大手、韓国のサムスン電子が30日発表した 2009年7-9月(第3四半期)決算は、利益が四半期ベースで過 去最高となった。世界的な景気の持ち直しによる製品価格の回復が 寄与した。

発表資料によれば、純利益は3兆7200億ウォン(約2870億 円)と、前年同期の1兆2200億ウォンから3倍超に拡大した。売 上高は前年同期比29%増の24兆8600億ウォン。海外関連会社を 含む連結ベースの売上高は同19%増の35兆9000億ウォンだった。 営業利益は4兆2300億ウォンと3倍近く膨らんだ。

ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想中央値は純 利益が3兆5800億ウォン、売上高は23兆4000億ウォン、営業利 益は4兆800億ウォンだった。

KTBアセット・マネジメント(ソウル)のファンドマネジャ ー、イ・ジンウ氏は「サムスン電子は来年も堅調な収益が続くだろ う。半導体事業が主要なけん引役になる」と予想。「インテルや他の 半導体メーカーの予想を基にすると、好調なパソコン(PC)需要 が見込まれる」と語った。

利益見通し

サムスン電子は10-12月(第4四半期)について、通貨ウォ ンの上昇とマーケティング費用の増加に伴い、利益は前期を下回る との見通しを示した。ブルームバーグ・ニュースが実施した別のア ナリスト調査によれば、第4四半期の純利益は約3兆ウォンが見込 まれている。前年同期は赤字だった。

JPモルガン・チェースのアナリスト、J・J・パク氏は6日 付のリポートで「サムスン電子の収益モメンタムは第3四半期がピ ークで、その後のトレンドは下向きと当社は引き続きみている」と 記した。

部門別業績

サムスン電子の半導体部門の利益は1兆1500億ウォン。前年 同期の6倍に膨らみ、アナリスト予想を上回った。業界全体にわた る減産で供給過剰感が和らぐ中、製品価格が上昇した。

同社は先月、半導体市場は3年間の低迷を経て回復へ向かって いるとの認識を示した。モルガン・スタンレーによれば、同業界の 回復基調は2年間続く公算がある。

液晶表示装置(LCD)部門の利益は2倍増の1兆100億ウォ ン。好調な薄型テレビ需要を背景にLCDパネルの価格が上昇した。 アナリストの予想は1兆ウォンだった。

米調査会社ディスプレイサーチは9月、今年の世界の液晶テレ ビ出荷台数は24%増の1億3000万台、2010年は19%増加すると の見通しを示している。

テレビを製造するデジタルメディア部門の利益は約9400億ウ ォンと、昨年の赤字から黒字に転換。アナリストの予想中央値は 9080億ウォンだった。バックライトにLED(発光ダイオード) を使用した高額製品の販売が伸びた。

ディスプレイサーチによれば、6月末時点の世界のテレビ市場 シェアでは、1位のサムスン電子が23%と、3月末時点の21.5% から拡大した。2位は韓国のLG電子で13.7%、3位はソニーの

11.8%。

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