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任天堂株が続落、今期予想は6期ぶり最終減益-Wii販売鈍化響く

携帯型ゲーム機世界最大手の 任天堂の株価が一時、前日比3.1%安の2万3310円と続落。家庭用 ゲーム機「Wii(ウィー)」の想定以上の販売失速などが響き、今 期の連結純利益は増益予想から一転、6期ぶりの最終減益になる見通 しで、想定以上の低調を受けた売りが優勢となった。

同社は前日、今期(2010年3月期)業績予想を下方修正した。 純利益は前期比18%減の2300億円になる見通し。通期での最終減 益は04年3月期以来、6期ぶり。有力ソフトの発売が少なく、欧州 向けのDSハード・ソフトと欧米向けのWiiハードの出荷が落ち込 んだ。ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト23人による 予想中央値2700億円より400億円下回った。

野村証券金融経済研究所の桜井雄太アナリストは29日、投資判 断は「買い」のままとしたが、目標株価を従来の4万円から3万円に 引き下げ、業績予想を下方修正した。桜井氏は、「決算は予想以上に 低調だった」と指摘。ただ、株価には織り込み済みと見ており、Wi i値下げ後のハード販売は好調で、年末に向けて有力ソフトの投入も あるため、「短期業績は最悪期を脱した」との見方を示している。

野村証では、Wiiハードのコスト削減と品ぞろえの改善に伴う ソフトの販売増により、来期(11年3月期)の営業利益は前期比 5%増の4000 億円と微増益を見込んでいる。

--取材協力:近藤 雅岐 Editors:Shintaro Inkyo

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