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【書評】サルは買春を学習、テロ犯は生保に入れ-「ヤバい経済学」続編

シカゴの売春婦は米独立記念日 (7月4日)の祝日前後に残業をする。自爆テロ犯は生命保険に入る べきだ。オマキザルはお菓子の「ジェロ」(ゼリー)や「買春」にお 金を使うことを学習できる。

これらの奇妙な話は皆、スティーブン・D・レビット、スティー ブン・J・ダブナー両氏の「ヤバい経済学(原題:Freakonomics)」 の続編、「SuperFreakonomics(仮訳:超ヤバい経済学)」に出てくる。

人間(あるいはサル)が動機付けにどう反応するかについて、奇 抜な例を挙げて論じた部分が秀逸だ。

例えば、シカゴのワシントン・パークでは毎夏、独立記念日のこ ろに売春婦への需要が急増する。彼女たちは料金を約30%値上げして 残業をする。著者らによれば、季節的需要に対応し、パートタイムの 働き手も市場に参入するという。

また、オマキザルは研究室での実験で、ジェロなどのごほうびを もらうために銀貨を使うことを学習した。その後わずかな間に、雄ザ ルが雌ザルに銀貨を払うという行動をとり、研究者たちは「科学の歴 史で記録された初のサルの世界の買春」を目撃したという。

自爆テロを計画している人間は生命保険に入らないというのは驚 きではないが、英国の銀行がイスラム教徒的な名前の若い男性で保険 に入っていない人間をデータベースの中で探すという話は初耳だ。こ こから、テロリストを目指す人たちは正体を隠すために、名前を変え 生命保険に入るのが良い、という教訓が得られると著者たちは書いて いる。 (ジェームズ・プレスリー)

(プレスリー氏はブルームバーグ・ニュースの書評家です。こ の書評の内容は同氏自身の見解です)

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