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シタデルのデスーザ氏、入社1年で退職へ-広報担当者

ヘッジファンド会社シタデル・ インベストメント・グループ(運用額140億ドル)のロヒット・デ スーザ氏が退職する。同社の広報担当者のケイティー・スプリング氏 が29日、電話インタビューで明らかにした。元メリルリンチの幹部 だったデスーザ氏は投資銀行・ブローカー業務を立ち上げるために、 1年前に雇われた。退職日はまだ決まっていないという。

スプリング氏によると、デスーザ氏の後任には債券部門のグロー バル責任者で欧州事業を監督しているパトリック・エドスパー氏が就 任する。

デスーザ氏の退職により、ゴールドマン・サックス・グループや モルガン・スタンレーに対抗できる投資銀行・ブローカー部門の立ち 上げを目指すシタデルの取り組みは後退する可能性がある。デスーザ 氏はシタデル入り後の1年間にバンカーや営業担当者、トレーダーな ど80人余りを採用し証券事業を立ち上げ、昨年のベアー・スターン ズとリーマン・ブラザーズの破たんで生じた隙間に参入を目指してい た。

ロンドンの人材紹介会社ケネディ・アソシエーツのジェーソン・ ケネディ最高経営責任者(CEO)は「デスーザ氏の退職でシタデル の証券事業の安定性に顧客の疑念が高まる」と指摘し、「デスーザ氏 は事業の再建や構築で成功した実績があり、あきらめの早い人ではな い」と述べた。

元同僚らによると、デスーザ氏は物事を秩序立てて考える性格で 即断即決のタイプではないという。こうした特徴は、会社に不可欠な 人材とみなしていた人材への信頼をいとも簡単に捨て去る気短なケ ン・グリフィンCEOとの摩擦につながった可能性があると、事情に 詳しい関係者らは指摘している。2008年初め以降、少なくとも6人 の上級幹部がシタデルを去っている。

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