コンテンツにスキップする

米FRB:AIG資産の評価額を引き上げ、総資産は減少-週間統計

米連邦準備制度理事会(FR B)は29日、四半期ごとの資産再評価に基づき、保険会社アメリ カン・インターナショナル・グループ(AIG)の救済に伴って取得 した同社資産の評価額を引き上げた。救済による納税者の負担が軽 減したことになる。

FRBが同日公表したバランスシート(貸借対照表)週間報告 によると、AIGと旧ベアー・スターンズの救済に伴って取得した 両社資産は前週比43億5000万ドル(7.1%)増の655億ドル。旧 ベアーが1億1600万ドル減の263億ドルだった一方、AIGは44 億6000万ドル増の392億ドルとなった。

FRBは両社資産を最長10年かけて売却することなどを理由 に、救済に伴う納税者の負担は最終的には発生しないとの見方を示 している。

28日現在、総資産は前週比396億ドル(1.8%)減の2兆1600 億ドルだった。銀行や企業による緊急融資プログラムの利用が減少 した。ターム・オークション・ファシリティー(TAF)に基づく 商業銀行向け貸出残高は162億ドル減の1392億ドル。コマーシャ ルペーパー(CP)をFRBが直接購入する緊急プログラム(CP FF、昨年10月導入)のCP保有残高(額面ベース)は351億ド ルから146億ドルに減少した。

商業銀行向け窓口(公定歩合)貸出残高は236億ドルから225 億ドルに減少。各国中銀との通貨スワップ協定に基づくドルの貸出 残高は87億1000万ドル減の329億ドルだった。

FRBは29日、米国債買い入れプログラムを完了したものの、 住宅関連債の購入プログラムは来年3月まで継続する。ニューヨー ク連銀のダドリー総裁は5日、FRBのバランスシートが来年、2 兆5000億ドルに拡大する可能性があるとの見通しを示した。次回 の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は11月3、4日に開かれ る。

28日現在、MBSの保有残高は前週比28億ドル減の7741億 ドル。米国債は10億8000万ドル増の7746億ドル。政府支援機関 (GSE)債は17億6000万ドル増の1416億ドル。

資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)市場やマネーマー ケット・ファンド(MMF)に流動性を供給するプログラム向け貸 出残高は3週連続でゼロだった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE