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NY外為:ドルと円下落、米GDP増加でリスク資産需要

ニューヨーク外国為替市場で はドルと円がユーロに対して下落。少なくとも7週間ぶりの大幅安 だった。午前に発表された7-9月(第3四半期)の米国内総生産 (GDP)で、エコノミスト予想を上回る伸びが示され、投資家の 間で高リスク資産への選好が強まった。

円とドルはブルームバーグが調査する主要16通貨の大半に対し て下落。英ポンドはドルに対して4日続伸した。イングランド銀行 (英中央銀行)が発表した9月の英住宅ローン承認件数が1年半ぶ り高水準だったことが好感された。

フィッシャー・フランシス・ツリーズ・アンド・ワッツ(ニュ ーヨーク)の資産運用担当者、デービッド・ティーン氏は「経済成 長はそれほど良くはないが、評価できる内容であり、金利は低い。 今の環境は好ましい状況にある。それが資金をリスク資産へと振り 向けている」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時13分現在、ドルはユーロに対して 1ユーロ=1.4827ドル。一時は最大1%安の1.4859ドルまで売り 込まれた。前日は1.4706ドル。円は対ユーロで最大1.9%安の1ユ ーロ=135円99銭。円はドルに対しては0.8%値下がりして1ドル =91円49銭(前日は90円75銭)。

第3四半期の米GDP

米商務省が発表した第3四半期のGDP(季節調整済み、年 率)速報値は前期比年率3.5%増加した。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミストの予想中央値は3.2%増だった。

ドルは対ブラジル・レアルで2.6%下落、円はオーストラリア・ ドルに対して2.8%値下がりした。低金利通貨で資金を調達し、高 金利通貨で運用するキャリー取引が拡大するとの観測が背景。

日本の政策金利は0.1%、米国は事実上ゼロ。これに対しブラジ ルは8.75%、オーストラリアは3.25%に設定されている。

ドルは前日までの4日間、ユーロに対して上昇していた。9月 の米新築販売が予想外に減少するなど、米景気回復の腰折れが示唆 され、高リスク資産への需要が減退したのが背景だ。

金利先物市場動向によると、連邦公開市場委員会(FOMC) が3月の会合でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を引き上 げる確率は33%となっている。前日は34%だった。

英ポンド

ポンドはドルに対して1.2%上昇。イングランド銀行(英中央銀 行)が発表した9月の英住宅ローン承認件数は5万6215件と、1 年半ぶりの高水準となった。英不動産市場が低迷から回復しつつあ る兆候が強まった。8月は5万2970件(改定)。

みずほコーポレート銀行の欧州ヘッジファンド営業責任者ニー ル・ジョーンズ氏(ロンドン在勤)は海外からの英銀株への需要や その他資産への需要がポンドを押し上げたと語る。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は0.6%低下して75.990。6日ぶりの低下だった。

原題:Dollar, Yen Tumble as Growth in U.S. Economy Spurs

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