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10月29日の米国マーケットサマリー:株が反発、ドルと円は下落

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4829 1.4706 ドル/円 91.47 90.75 ユーロ/円 135.66 133.43

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 9,962.58 +199.89 +2.0% S&P500種 1,066.09 +23.46 +2.3% ナスダック総合指数 2,097.55 +37.94 +1.8%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .97% +.03 米国債10年物 3.49% +.07 米国債30年物 4.33% +.07

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,047.10 +16.60 +1.61% 原油先物 (ドル/バレル) 79.98 +2.52 +3.25%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルと円がユーロに対して下落。 少なくとも7週間ぶりの大幅安だった。午前に発表された7-9月 (第3四半期)の米国内総生産(GDP)で、エコノミスト予想を上 回る伸びが示され、投資家の間で高リスク資産への選好が強まった。

円とドルはブルームバーグが調査する主要16通貨の大半に対し て下落。英ポンドはドルに対して4日続伸した。イングランド銀行 (英中央銀行)が発表した9月の英住宅ローン承認件数が1年半ぶ り高水準だったことが好感された。

フィッシャー・フランシス・ツリーズ・アンド・ワッツ(ニュ ーヨーク)の資産運用担当者、デービッド・ティーン氏は「経済成 長はそれほど良くはないが、評価できる内容であり、金利は低い。 今の環境は好ましい状況にある。それが資金をリスク資産へと振り 向けている」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時8分現在、ドルはユーロに対して1 ユーロ=1.4849ドル。一時は最大1%安の1.4859ドルまで売り 込まれた。前日は1.4706ドル。円は対ユーロで最大1.9%安の1 ユーロ=135円99銭。円はドルに対しては0.8%値下がりして1ド ル=91円45銭(前日は90円75銭)

◎米国株式市場

米株式相場は反発。主な株価指数は7月以来の大幅高となった。 米経済がプラス成長に戻ったことを好感し、買いが膨らんだ。

米商務省が発表した第3四半期(7-9月)の実質国内総生産 (GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比年率3.5%増加した。 5四半期ぶりのプラスだった。これを背景にキャタピラーやアルコア、 アメリカン・エキスプレス(アメックス)が上昇した。決算が予想を 上回ったモトローラやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、 ニューモント・マイニング、ケロッグも高い。

PNCウェルス・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、 ウィリアム・ストーン氏は「弱気な投資家は10-12月(第4四半 期)に大敗を喫するだろう。米国の内外で景気は回復しており、回復 基調の維持で最終的に売上高も伸びるだろう」と指摘した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比2.3%高の1066.05で終了。ダウ工業株30種平均は

199.89ドル(2.1%)高の9962.58ドルで終えた。先進国と新興 市場国の銘柄で構成するMSCI・AC世界指数は8日ぶりに反発し、

1.6%高となった。

◎米国債市場

米国債相場は反落。第3四半期の米実質国内総生産(GDP)の 予想を上回る成長と7年債入札の不調が背景。

この日の7年債入札で最高落札利回りは3.141%と、入札直前の 市場予想の3.120%を上回った。投資家の需要を測る指標の応札倍率 は2.65倍となり、前回の2.79倍を下回った。海外の中央銀行を含 む間接入札の割合は59.3%で、5月以来の最低水準だった。

モルガン・キーガンの債券セールス・トレーディング・調査責任 者、ケビン・ギディス氏は「入札後は、底堅い買い需要がみられず、 売りが若干膨らんだ」と指摘。「国債買いを計画していた投資家はす でに購入を済ませており、それ以上の買いは考えていない」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後1時35分現在、既発の7年債利回りは前日比9ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01ポイント)上昇の3.08%。7年債(表 面

利率3.0%、2016年9月償還)価格は17/32下げて99 15/32。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。ここ3週間で最大の上昇を記録 した。ドルが下落し代替投資としての金の魅力が高まった。

ドルは5日ぶりにユーロに対して下落。午前に発表された7- 9月(第3四半期)の米国内総生産(GDP)が5四半期ぶりにプ ラス成長を記録、高利回り資産への買いが膨らんだ。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・ レシュ氏(シカゴ在勤)は「リスク選好が戻り、ドルが売られてい る。リスク許容がインフレと同一視され、インフレ対策として金に 買いが入っている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物相場12月限は、前日比16.60ドル(1.6%)高の1オンス=

1047.10ドルで取引を終了した。10月6日以来の大幅高だった。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場はバレル当たり2ドル以上の反発。第3四 半期(7-9月)の米実質国内総生産(GDP)が5四半期ぶりにプ ラス成長となり、燃料需要が拡大するとの楽観が強まった。

原油相場は前日比で一時3.9%高。米商務省が発表した米GDP 速報値は前期比年率3.5%増加した。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミストの予想中央値は3.2%増だった。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイ ス)のチーフ市場ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は、「これ はリセッション(景気後退)が終了したことを裏付けるもので、今後 唯一の課題は景気回復のペースがどうなるかだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比2.41ドル(3.11%)高の1バレル=79.87ドルで終了した。 年初来では79%値上がり。

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