コンテンツにスキップする

英蘭系シェル7-9月:62%減益、原油・ガス価格下落響く

欧州最大の石油会社、英・オラン ダ系のロイヤル・ダッチ・シェルが29日発表した2009年7-9月(第 3四半期)決算は、前年同期比62%減益となった。世界的なリセッシ ョン(景気後退)による燃料需要落ち込みで原油・天然ガス価格が下 落し、利益を押し下げた。

発表資料によると、純利益が32億5000万ドルと、前年同期の84 億5000万ドルから減少した。一時項目と在庫の価値変動の影響を除い たベースの利益は26億2000万ドルとなり、ブルームバーグ・ニュー スがまとめたアナリスト10人の同ベースでの予想中央値(25億ドル) を上回った。

世界の原油需要が今年、1980年以来で最大の減少となるとの予想 を踏まえ、シェルのペーター・ボーザー最高経営責任者(CEO)は 資産売却や部門統合、人員削減で競争力強化を図っている。来年の設 備投資を約10%減らす方針も既に表明している。

テオドア・ヒリセンのアナリスト、ペーター・ハイエン氏は「新 規プロジェクトが稼働することから今からは利益、生産ともに増えて いくと思う」と述べた。同氏はシェル株の投資判断を「買い」として いる。

第3四半期の天然ガス価格の平均は前年同期から62%下落。ニュ ーヨーク市場の原油先物相場の同四半期平均は1バレル当たり68.24 ドルだった。08年7月に付けた過去最高は147.27ドル。

シェル株はロンドン市場で年初来5.9%上昇。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE