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株高は終わる、景気刺激の「バブル」崩壊へ-モルガンSのシャルマ氏

モルガン・スタンレーのルチル・ シャルマ氏(35)によると、2003-07年の強気相場に似た今回の世 界的な株式の上昇相場は終わる見通しだ。いわゆる「イージーマネー (金融緩和)」で資産価格が押し上げられたものの、各国政府の景気刺 激はこれから鈍化するためだという。

新興国の株式市場で250億ドル(約2兆2600億円)を運用する シャルマ氏はムンバイでインタビューに応じ、「刺激策の効果が薄れ始 め、イージーマネーで生じた信用バブルが崩壊するのに伴って上昇相 場は終わる」との見方を示した。

MSCI新興市場指数は今年に入り60%余り上昇しており、この ままいけば1993年以来最大の年間上昇率となる見通し。昨年は54% 下落し、同指数の算出開始から20年で最大の下げとなった。

シャルマ氏によれば、世界の株式相場の新たな上昇には新しいけ ん引役が求められる。現在は2007年まで続いた強気相場を率いた商 品など従来と同じ業種が支えており、好ましい兆候ではないという。

同氏は、現在の上昇相場が終われば、一次産品生産国が最も深刻 な打撃を受けると予想。ブラジルやチリの中南米市場が最も割高であ るほか、モルガン・スタンレーは台湾とマレーシア、イスラエル、ロ シアを「アンダーウエート」にしていると説明した。経済のファンダ メンタルズ(基礎的諸条件)悪化にもかかわらず商品は値上がりして おり、上昇相場が終わる可能性を示唆しているとも付け加えた。

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