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マツダ:今期純損失170億円予想、コスト減などで赤字縮小

米フォード・モーターと資本業 務提携関係にあるマツダは29日、今期(2010年3月期)の連結純損 失予想を従来の260億円から170億円に上方修正すると発表した。想 定よりも販売台数が増えたことなどを理由に5日に業績予想を上方修正 したばかりだが、コスト削減の積み増しや税金費用の見直しなどにより 再修正した。

販売台数計画や想定為替レートは5日の発表時点から変更せず、 売上高予想は据え置いたが、営業および経常損益予想は赤字幅を縮小し た。

稼働率80%でも利益を確保

マツダが同時に発表した第2四半期(09年7-9月期)連結決算 は純利益が前年同期比95%減の7億円だった。主力の欧州や北米で販 売が落ち込んだ上、為替が円高で推移したことが響いたが、4四半期連 続の赤字はかろうじて回避した格好。

マツダの山内孝社長は同日、都内で開いた決算会見で「国内工場 の稼働率80%で利益が出るスリムなコスト構造への転換が第2四半期 に前倒しで達成」と強調した。

第2四半期の販売台数は前年同期比8.5%減の31万4000台。そ の内訳は、日本が同7.2%減の6万4000台、北米が同7.7%減の8万 4000台、欧州が同26%減の6万4000台、中国が同47%増の4万 4000台、その他地域は同13%減の5万8000台となっている。期中の 為替レートは対ドルが94円(前年同期108円)、対ユーロが134円 (同162円)だった。

販売台数の減少など台数・車種構成で539億円、為替影響で267 億円の営業減益要因になった。

山内社長は会見終了後、記者団に対し、900億円を超える公募増 資・自己株売り出しについて、新開発エンジンの設備投資が来期から始 まることや電気デバイスの開発も本格化するため、「非常にお金がい る」とした上で、「他社がうらやむような技術を是非ものにしたい。こ れから2番底、3番底が来て苦しい時があるかもしれないが、これだけ は必ず実現して会社の価値を高めたいということで踏み切った」と述べ た。

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