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三洋電:7-9月期純損益は190億円の赤字、4四半期連続

充電池世界最大手の三洋電機の第 2四半期(7-9月期)連結純損益は190億円の赤字だった。希望退職 に伴う割増退職金などリストラ費用や、洗濯乾燥機の事故対策費用がか さんだ。四半期ベースの最終赤字は4期連続。

同社が29日発表した。ブルームバーグ・ニュースが集計したアナ リスト4人の予想中央値176億円の赤字を下回った。前年同期は44億 円の黒字。7-9月期の売上高は前年同期比20%減の4227億円、営業 利益は同35%減の123億円。

今期(10年3月期)の連結業績予想は据え置いた。純損益は300 億円の赤字(前期は932億円の赤字)となる見通し。営業利益は前期比 3倍の250億円、売上高は同6.2%減の1兆6600億円を見込む。

大阪市内で会見した佐野精一郎社長は「太陽電池も充電池もここに きて業績のスピードが落ちている。規模拡大とともに収益性の向上をい かに図るかが重要で新たな価値を創造するモデルが必要だ」と話した。

三洋は得意とする充電池や太陽電池などを工場や学校、店舗などに 配備し、効率的な発電や蓄電を通じて二酸化炭素やランニングコストの 削減を提案する「エナジーソリューション事業」への参入を表明。2015 年度までに1000億円の売り上げを目指し、現在世界シェア10位前後の 太陽電池事業を3位以内に引き上げ、充電池事業では世界シェア首位の 座を堅持するとしている。

同社については昨年12月に、パナソニックが同社の主要株主であ る米ゴールドマン・サックス・グループ、大和証券SMBC、三井住友 銀行から優先株を取得することで合意。独占禁止法の事前審査が通り次 第、株式公開買い付け(TOB)が実施される予定だ。パナソニックと 三洋は29日に、審査が残る中国と米国のうち、中国について11月3日 までに結果が得られる見込みと発表した。

独禁法審査をめぐっては両社の充電池分野でのシェアの高さが問 題視されており、三洋電は10月28日、ハイブリッド車用を除くニッケ ル水素電池事業子会社2社の売却を決めている。

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