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イラン:米ガソリン禁輸も効果薄-UAEなどが輸出を継続

米国はイランに核開発問題で譲 歩を迫るため、ガソリン禁輸に動いているが、制裁効果は薄そうだ。 アラブ首長国連邦(UAE)などがイランへのガソリン輸出を継続す る構えを見せているためだ。

UAEを経由してイランには年間約28億ドル(約2500億円)相 当のガソリンが輸出されている。これはイランの輸入量の75%を占め る。米下院外交委員会は28日、イラン制裁法案を可決した。

政治リスクのコンサルティング会社ユーラシア・グループのシニ アアナリスト、クリフ・カプチャン氏は、国際的に禁輸の動きが広が らない限り、イラン制裁の効果は限定的とみる。同氏は「米国のガソ リン禁輸はイラン経済にとって多少の妨げにはなろうが、締め付ける ほどの効果はないだろう。一方的な制裁の問題点は、それを支持しな い国の企業がイランにガソリンを供給できることだ」と指摘した。

UAEは中継地としての役割を果たしているため、原産国が分か りにくい。中国や民間海運会社はガソリンをイランに輸出する意欲を 見せており、イラン制裁法が効果を発揮するが困難な状況を浮き彫り にする。

世界第4位の産油国イランは精製能力が不足しているため、ガソ リンの3分の1を輸入している。イラン紙エテマデ・メリの4月の報 道によると、イランのガソリン輸入の約4分の3はUAEを経由して いる。

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