コンテンツにスキップする

世銀:東・中欧は景気下振れリスクに直面も-与信伸び悩みなどで

世界銀行は28日、欧州連合(E U)域内の新興国10カ国について、与信が伸び悩んでいるほか輸出や 投資の持ち直しのペースが緩慢なことから、景気回復が弱含む可能性 があると指摘した。

世銀のシニアエコノミスト、カスパー・リヒター氏はワルシャワ でのインタビューで、「見通しはそれほど良くない」とした上で、 「2010年の景気回復ペースは非常にゆっくりしたものとなり、翌年 もさほど力強くはならないだろう。投資が大きく落ち込んでおり、 よって生産能力にも影響が出ている。与信の伸びは現在EU全域で マイナスだ」と語った。

中欧について世銀は、輸出の急速な落ち込みで打撃を受ける一方、 緊縮財政の影響で内需も低迷していると説明した。

EUに加盟する新興10カ国の経済成長率については、来年がプラ ス約1%、11年は同3.6%になると予想。今年はマイナス4.2%と見 込んでいる。08年はプラス3.9%、07年は同6%だった。

「下振れリスク」

世銀は28日の報告書で、「成長率予測については、下振れリスク が上振れリスクを上回る可能性が高い。投資や輸出、消費者信頼感が 回復して初めて、力強い成長が戻ってくると見込まれるためだ」と指 摘。「EU加盟の東欧10カ国の輸出については、輸出相手国で一般世 帯が厳しさを増す家計や失業増加などに対応しようと消費を減らすな か、回復の基調は緩慢なものとなり得る」と予想した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE