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NEC:通期の営業益予想を4割カット-半導体悪化で

通信機器の国内最大手NECは29 日、通期(2010年3月期)の営業利益予想を従来比4割カットして600 億円とすると発表した。7割を出資している半導体子会社NECエレ クトロニクスの損益悪化が理由。前期は62億円の赤字だった。

純損益は資産整理や特別損失の圧縮を通じ、従来通り100億円へ の黒字転換が可能とした。前期は過去2番目の赤字2966億円を出して いた。売上高予想は不況を背景に700億円減額し、前期比13%減の3 兆6600億円に変更。期末で4円の復配を実施する計画は変わらず。

  矢野薫社長は29日の会見で、営業益予想の減額を強いられた点に 関連して「半導体の下振れは非常に残念」と述べた。しかし、単体ベ ースでは復配原資を十分確保していると強調した。

矢野氏はNECエレクについて「もともとマージナルな利益しか 出ていないのに、景気変動や市況悪化ですぐ赤字になるのは困る」と 苦言。来春にNECエレクをルネサステクノロジ(非上場)と統合さ せて出資比率が低下し、連結への悪影響を来期から薄められる点は「あ らためて良かったと感じている」と語った。

また、景況感として「来年1-3月は大変厳しい」としつつも、 NEC自体は企業間電子取引を中心とする事業が主体で「景気変動に それほど大きな影響はない」と強調。今後の資本増強の必要性につい ては「現状では十分な流動性を確保できている」とコメントした。

同時発表した第2四半期(7-9月)連結決算は、純損益が98 億円の赤字と、前年同期の13億円の黒字から転落。売上高は前年同期 比22%減の8753億円、営業利益は同75%減の23億円だった。

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