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米国債ボラティリティが2年ぶり低水準-低金利政策維持との観測で

米連邦準備制度理事会(FRB) は「異例の低金利を長期にわたって」維持する方針を貫くとの観測が 広がり、米国債のボラティリティ(変動性)は今月、2年ぶりの水準 に低下した。

償還年限2-30年の米国債の店頭オプション価格を基にしたボ ラティリティの指数であるメリルリンチのMOVE指数は今月8日 に101.8に低下し、2007年10月以来の低水準となった。リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスの経営破たんから数週間後の08年10 月には過去最高の264.6を付けていた。1988年以降の平均は

104.20。

米カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の債券ポー トフォリオマネジャー、エリック・ブゼイ氏は「金利の安定からみて、 FRBと政府、財務省の政策に市場がかなり高い信頼を置いているよ うだ」と述べ、「ボラティリティは今、世論調査のように受け止めら れており、市場の見方を代弁するものだ」と指摘した。

バーナンキFRB議長ら当局者は9月23日、米経済は加速して いるとの認識を示した一方で、持続的な景気回復を促進するため低金 利政策を継続する考えを繰り返した。次回の連邦公開市場委員会(F OMC)は11月3、4の両日開催される。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト47人を対象に今月1 -8日に実施した予想調査の中央値によると、FRBは10年8月よ り前には利上げを行わない見通し。シカゴ商品取引所(CBOT)で 取引されている先物の動きには、FRBが来年3月16日のFOMC まで政策金利を据え置く確率は62%であることが示されている。

10年物米国債利回りは6月末以降、3.1%から3.88%のレンジ で変動しており、変動幅は今年1-6月(上期)の半分未満にとどま っている。

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