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日特エンジ株が急反発、エコカー需要期待-大和証「買い」

コイル用自動巻線機で最大手の日 特エンジニアリング株が急反発。中国を中心としたアジアで薄型テレビ のコイル向け巻線機の需要が高まっており、受注環境が改善している。 中期的にはハイブリッドカー向けの需要も期待できるとして、買いが先 行している。

午前10時22分現在の株価は前日比13%高の608円で、ジャスダ ック市場の上昇率2位。一時15%高の621円まで上げ、9月29日以来 の高値を更新した。

大和証券SMBC金融証券研究所の寺岡秀明アナリストは28日付 リポートで「08年度下期より業績が急激に落ち込んでいた同社だが、 11年度には08年度の営業利益水準(11億8000万円)を回復しよう」 と評価し、投資判断を新規に「1(買い)」で設定した。

同社はコイル用自動巻線機で世界首位。リポートによると、08年 度第4四半期を底に受注高は回復傾向にある。09年度第1四半期の受 注高は薄型テレビ向け需要が増えて18億6000万円と、前四半期比 71%増となった。第2四半期は車載用小型コイル・モーター向け巻線機 の受注が韓国や台湾向けに回復感が出てきたもようという。

寺岡氏は、「今後成長が期待されるのはハイブリッドカー用巻線 機」と指摘。ハイブリッドシステムはモーターのほか、発電機、パワー コントロールユニット、バッテリーという構成だが、「バッテリー以外 はコイルが内蔵されており、製造には巻線機が必要」という。

日特エンジのIR担当の秋山由光氏も、「コイルには必ず巻線機が 必要」と説明。そのうえで、モーターは幅広い産業で使用されているこ とから「一定の産業への依存度は低い」とし、国内で伸びている産業が 一つでもあれば業績に恩恵があると話していた。

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