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新光電株ストップ安、円高で為替差損-受注堅調も業績減額

半導体パッケージ大手の新光電気 工業株は売り気配値を切り下げた後、前日比200円(14%)安の1230 円とストップ安(制限値幅いっぱいの下げ)水準で取引が成立した。円 高による為替差損を主因に今期(2010年3月期)業績予想を下方修正 したことが嫌気された。

新光電工が28日の取引終了後に公表した業績予想修正によると、 今期の連結純利益は17億円と、前回予想を22億円(56%)下回る見 通し。同社経営企画室によると、業績予想の前提となる為替レートを1 ドル=95円としていたが、実際は上半期(4-9月)は同90円で推移、 為替差損の発生で上半期経常利益は10億円と、当初の目標を11億円 下回った。

下半期の前提為替レートは1ドル=90円。新しい通期連結売上高 予想は前期比6.9%減の1308億円、営業利益は43億円(前期実績は 68億円の赤字)。会社側では、受注、生産、出荷は想定通り堅調で、 下方修正の主因は為替と強調している。

ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト13人の事前の 予想値の平均は、営業利益が99億円、純利益が52億円だった。純利 益は会社側の新予想が市場コンセンサスを67%も下回った格好で、失 望売りが膨らんだ。

ゴールドマン・サックス証券は28日付で、新光電株の今後12カ 月間の目標株価を1550円から1400円に引き下げた。高山大樹アナリ ストは投資家向けメモで、株価について「目先反落、その後ショートカ バー(売り方による買い戻し)や押し目買いが入り、結局現状水準に戻 るイメージ」と予測した。このほか高山氏は、「新機種と旧機種の発注 ミックスが今まで以上に読みにくく、生産効率が急上昇する機会を奪わ れるリスクもある」と指摘している。

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