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ドバイが19.3億ドル調達、湾岸諸国で今年最大のイスラム債起債

ドバイ首長国政府は28日、同 国初のイスラム債を起債し、19億3000万ドル(約1752億円)を調 達した。イスラム債に対する需要増加を追い風に、ペルシャ湾岸地域 のイスラム債起債としては今年最大規模となった。

ドバイ政府が28日に電子メールで配布した資料によると、同国 はドル建ての5年物固定金利イスラム債12億5000万ドル(利回り は6.9%)のほか、自国通貨建て変動金利イスラム債25億ディルハ ム(約6億8000万ドル)を起債した。利回りは5.65%。63億ドル を超える需要があったという。

ドバイ政府と国営企業の資金調達の背景には、4年にわたる不 動産ブームの中で債務が800億ドルに膨らんだことがある。世界的 な信用収縮でアラブ首長国連邦(UAE)政府は石油資源に恵まれた アブダビ首長国の支援を受け、ドバイの2大住宅金融会社の救済に取 り組んでいる。

マトリックス・コーポレート・キャピタルで転換社債とイスラ ム債の責任者を務めるノーバル・ロフタス氏は「今回の起債は市場に ドバイとアブダビのつながりを認めさせるものだ。これは地元投資家 の需要急増につながり、長期的な成功の道を開いた」と指摘した。同 氏はドバイのイスラム債を一部購入したという。

ドル建て債の利回りは、ミッドスワップ・レートを370ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上回る水準。ディルハム建て 債の利回りも現地銀行間金利3カ月物のレートを370bp上回る水準 で決まった。今回の起債はドバイ政府による65億ドルの中期債資金 調達プログラム一環で、同計画ではイスラム債とともに、イスラムの 法(シャリア)に基づかない債券も起債できる。

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