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キリンHDが1年半ぶり大型起債、国内SBで総額1000億円

キリンホールディングスが1年半ぶ りの大型起債を行った。発行総額1000億円の国内普通社債(SB)で、 08年3月の総額2000億円以来となる。

事務幹事の三菱UFJ証券が発表した29日決定の発行条件によると 償還期間は3年、5年、10年の3本建て。募集は同日正午過ぎに終了し た。表面利率はそれぞれ、0.553%、0.856%、1.639%。発行価格は3本 とも100円で決まった。発行利回りは、国債利回りにそれぞれ+18bp、 +18bp、+24bp(1bp=0.01%)を上乗せした水準だった。発行日は11 月5日。

キリンHD・IR室の阿部奈穂子氏は社債発行について、「調達し た資金は、豪ライオン・ネイサン社の買収で実施したつなぎ融資の一部 を借りかえる」と語った。買収総額は33億豪ドル(約2600億円)で、 残りの1600億円の借り換えについての詳細はまだ決まっていないとい う。

キリンは21日、ライオン・ネイサン社を完全子会社化したと発表し た。ムーディーズは同日、キリンHDをAa3からA2へと2段階格下 げ、格付けの見通しは「安定的」とした。発表資料によると、キリンが 過去数年間にわたり、借り入れによる企業買収を繰り返したことにより 、同社の財務レバレッジが大幅に増大したことを受けたものという。

キリンの阿部氏は、ムーディーズによる格下げや国債金利の上昇下 での起債のタイミングについては、コメントを控えた。

主幹事は、3本とも三菱UFJ証券、野村証券、大和証券SMBC が務める。格付けは、ムーディーズのA2、格付投資情報センター(R &I)のAA-を取得する。

キリンHDの現在の有利子負債(豪社買収資金含む)は約9400億円 で、手元流動性(現預金)は09年6月末で1800億円。

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