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富士通:通期の売上高予想を減額、純利益950億円は据え置き

過去最高益を2年後に目指す富士 通は28日、通期の売上高予想を4兆8000億円と従来から200億円減額 修正した。パソコンやインフラ関連の不振を織り込んだ。2回上方修正 した純利益予想は950億円で据え置いた。

営業損益予想は前期比31%増の900億円を維持した。下半期の為 替相場の想定レートを円高修正したことが50億円の減益要因となるも のの、コスト削減で相殺可能としている。

富士通は電子部品市況の回復を受けて、7月末の決算発表時に電機 大手で唯一、通期予想を上方修正。8月には出資先の産業用ロボットメ ーカー、ファナックの株式放出で、純利益予想を大幅に積み増した。

加藤和彦最高財務責任者(CFO)は28日の会見で、下半期のリ スク要因として情報システム構築やアウトソーシングなどの事業動向 を挙げた。「足元は計画通り」ながら、景気低迷を背景に企業側の「財 布のひも」が固く商談の期間が延びており、年末に向けては不透明感が ある、という。海外でも成約が遅れるケースが出ているとも語った。

同時に発表した第2四半期(7-9月期)連結純利益は724億円と、 前年同期の17倍。ファナック株の売却益893億円が加算されたことが 主因。一方で、営業利益は円高などが響き同42%減の189億円、売上 高は不況に伴うパソコンの販売低調などから11%減の1兆1423億円だ った。

また、1月末に発表していた半導体子会社のリストラに沿って、 7-9月期で退職給付などにより200億円の特別損失を計上した。

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