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スティグリッツ教授:長期的にドル安となる公算大-米貿易赤字で

ノーベル経済学賞受賞者のジョ ゼフ・スティグリッツ教授(米コロンビア大学)は、米国の貿易赤字 を理由にドルが下落する可能性が高いと予想した。

スティグリッツ教授は韓国の釜山で開かれた経済協力開発機構 (OECD)の世界フォーラムで記者団に対し、「引き続きかなりのレ ベルの不安定さを予想できるほか、米貿易赤字の規模からみて、長期 的にドル安となる公算が極めて大きい」と述べた。

ドルは今年に入り、主要16通貨に対し、1通貨を除いて全面安 となっており、対ユーロでは5.7%下げている。

スティグリッツ教授は、世界経済は改善しているものの、力強い 回復では決してないとみている。同教授は「私の見解では、米リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングスの破たん後、経済が急降下してい た1年前と比べ、明らかに現在はずっと良好な状態にあるものの、世 界的な力強い回復とは程遠い」と指摘。アジアについては、「欧米より も速いペースで回復してきたが、経済的視点から見て、欧米の景気回 復をけん引するには依然として規模が小さ過ぎる」と語った。

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