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NECエレ:通期純損失予想、6倍に-ゲーム機向けなど不振

システムLSI(大規模集積回路) 国内3位NECエレクトロニクスは28日、今期(2010年3月期)連結 純損失予想を、従来予想90億円の6倍強となる550億円に下方修正し た。ゲーム機や携帯電話向けなど高付加価値の先端半導体需要が急速に 低迷したため。同社には現在、NECが7割を出資している。

従来トントンだった営業損益予想も465億円の赤字に下方修正。売 上高見通しは従来から200億円減額し、前期比16%減の4600億円。

東証で会見した山口純史社長は、先端半導体の需要急減は期初に想 定しておらず、「7月後半から需要にブレーキが掛かり始めた」と説明 した。顧客に配慮して詳細は明らかにしなかったものの、ゲーム機が需 要減少に占める割合は「半分以下」であり、「テレビや携帯用カメラ向 け」の低迷も響いたと述べた。

山口氏は、需要低迷は「下期にボトム」を打つとみており、リスト ラ進行も計画に沿っていると強調。合わせて福岡工場の閉鎖など国内半 導体生産工場の再編を実施し、コスト競争力を強化すると発表した。

同社は来年4月に日立製作所と三菱電機の共同出資会社ルネサス テクノロジ(非上場)と統合予定。9月に正式契約を締結した。山口氏 は今期営業損益の「黒字化は断念したが、確実に業績改善に向かってい る」とし、統合新会社を当初から黒字とする方針は不変だと強調した。

同時発表した第2四半期(7-9月期)の連結純損失は174億円と 前年同期の29倍に拡大。売上高は前年同期比29%減の1185億円、営 業損失は前年同期の31倍に当たる155億円だった。

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