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自動車メーカー:米政府の融資獲得でリスク軽減-次世代車開発で

米フォード・モーターからカリ フォルニア州の新興企業まで、電気自動車など次世代自動車の生産に 取り組むメーカー各社は、市場への製品供給に向け110億ドル(約 1兆円)の政府資金を活用している。

米政府から5億2870万ドルの融資を確保したフィスカー・オー トモーティブは27日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が閉鎖した デラウェア州ウィルミントン工場を1800万ドルで買収すると発表。 家庭用電源で充電可能なプラグインハイブリッド車の生産に向け、工 場設備の改修に1億7500万ドルを投じる。

燃費効率の良い自動車の需要拡大を推進する米オバマ政権の支 援策は、GMや日産自動車など各メーカーによる電気自動車への取り 組みを後押ししている。米エネルギー省は6月以降、フォード、日産、 フィスカー、テスラ・モーターズに対し、次世代自動車の開発・生産 を目的に合計85億の融資を承認している。

日産は16億ドルの融資を利用して、テネシー州スマーナ工場で 年間最大15万台の電気自動車「リーフ」とリチウムイオン電池パッ クの生産を目指す。59億ドルの融資が認められたフォードは、2010 年に商用バン「トランジット」の電気自動車版投入を計画。11年に セダン「フォーカス」の電気自動車版、12年には同車種のプラグイ ンハイブリッド版の投入をそれぞれ予定している。

JDパワー・アンド・アソシエーツのシニアマネジャー、マイ ケル・オモトショ氏は、こうした動きを受け、供給が需要を上回る 恐れがあると指摘。「米政府は、15年までに100万台の電気自動車 が路上を走り回るとの見通しを示しているが、それには3-5年余 計にかかるだろう」と予想する。

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