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「大き過ぎてつぶせない」の処理費、金融大手の負担義務化-下院法案

米下院金融委員会は、政府が 「大き過ぎてつぶせない」と判断した企業の経営権を取得した後に 発生する費用について、資産100億ドル(約9100億円)超の金融 機関に負担させることを盛り込んだ法案をまとめた。法案の草稿が 27日公表された。

同委員会の法案は、破たんすれば金融システムを危険にさらす 恐れのある企業に対応する際の規則を定めるもので、財務省と同委 員会のフランク委員長(民主、マサチューセッツ州)が歩み寄って 作られた。

オバマ政権による金融制度改革を先頭に立って進めているバー 財務次官補(金融機関担当)は、同法案は「大き過ぎてつぶせない 問題への厳しくて健全な対応だ」と評価。「金融崩壊を避けるための 政府の能力を保持する一方で、破たんの厳しい結果について詳述し ている」と述べた。

法案の草稿によると、大手金融機関が破たんした場合の救済お よび処理にかかるコストを、7000億ドル規模の金融安定化プログ ラムから移すことになる。ガイトナー財務長官は、29日に下院金融 委で証言し、同法案への支持を表明する予定だ。

フランク委員長は27日にワシントンで、銀行だけでなく保険 会社やヘッジファンドも費用を負担することになると述べた。

FRB、新設協議会で最大権限

政府当局者らは、同法案の下では、米連邦準備制度理事会(F RB)が「Tier1」として知られる金融システム上重要な大手 金融機関を監督し、監督当局者らで構成する新設の協議会で最も強 い権限を持つことになると説明した。この協議会には主要な市場規 制当局から1人ずつ参加し、システミックリスクを監視する権限が 与えられることになる。

また法案には、米連邦預金保険公社(FDIC)に金融持ち株 会社を解散させる権限を付与することも盛り込まれている。FDI Cはそうした費用を調達するため、財務省の新たな融資枠を活用す る。この融資枠で借りた資金は、少なくとも100億ドルの資産を持 つ「あらゆる金融会社」の評価を行うことで返還する。

下院金融委はこの日、ヘッジファンドに対し、米証券取引委員 会(SEC)への登録を義務付ける法案を67対1の賛成多数で可 決した。

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