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日経平均は2週間ぶり安値、円高で自動車株伸び悩み-中国関連は安い

午後の東京株式相場は売りが膨ら み、日経平均株価は一時2週間ぶりの安値に沈んだ。午前の取引終了後 も円高が進み、業績不透明感から自動車株が伸び悩んでいる。海運や鉄 鋼など中国関連株に売りが継続。米個人消費の先行き懸念から電機株、 金利上昇への警戒から不動産株も安い。

午後1時12分時点の日経平均株価は前日比93円93銭(0.9%)安 の1万118円53銭、TOPIXは同2.79ポイント(0.3%)安の

892.69。日経平均は午後に入って一時121円安の1万90円まで下げ、 10月14日以来の1万100円割れとなった。

コスモ証券の木村勝投資調査部長は「企業の上半期業績は良かった ものの、通期業績の上方修正は限られている。企業は、景気がひどすぎ る状況からは戻しても、これから業績が良くなるとは考えていない」と 語る。業績の上振れが当面期待できない状況となったことで、「PER (株価収益率)が40倍近い株価水準は絶好の売り場になる」との見解 を示した。

東証1部の売買高は概算10億2394万株。値上がり銘柄数は564、 値下がり銘柄は981。一方、昼休み中の東証立会外では約88億円のバ スケット取引が成立した。

外国為替市場では1ドル=91円10銭台と、午前の取引終了時の91 円40銭台からさらに円高となっている。中国上海総合指数は1.1%安 と軟調。

東証業種別33指数では、海運、不動産、鉄鋼、石油・石炭製品、 非鉄金属、電気機器、化学などが下落率上位。半面、保険、輸送用機器、 医薬品、銀行、証券・商品先物取引などは上昇。

きのうきょうと下落基調を強めている不動産について、コスモ証の 木村氏は「マンション販売事業やオフィス賃貸事業の改善を期待して上 半期は株価が上昇したが、結局両事業とも改善していない」と分析。銀 行の自己資本規制強化や長期金利上昇もマイナス材料だとし、「上半期 業績の上方修正はあまり期待できないだろう」としていた。

不動産は午後の東証業種別33指数で下落率2位。10年3月期連結 営業損益が一転赤字見通しとなったレオパレス21は値幅制限いっぱい のストップ安となっている。

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