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森永乳株1カ月ぶり高値、牛乳伸び利益増額-輸入チーズ安

乳業大手の森永乳業株が反発。主 力製品である牛乳やチーズの販売が好調なほか、値上げによる採算改善 や輸入チーズ価格の低下も背景に、今期(2010年3月期)の利益予想 を上方修正した。利益水準の向上を評価した買いが先行し、一時前日比 4%高の440円と、今月1日以来およそ1カ月ぶりの高値を回復した。

森永乳が27日に発表した今期業績予想の修正によると、連結純利 益は前期比65%増の70億円になる見通し。牛乳類やチーズの好調に加 え、原料乳価格上昇の商品価格への転嫁進展、原材料コストの低下や合 理化策により、従来予想を20億円上回る。ブルームバーグ・データに 登録されたアナリスト4人の純利益予想の平均は50億7500万円(最高 値60億円、最低値30億円)だった。

東海東京調査センターの角山智信アナリストは、「利益の上積み額 が予想を大きく上回り、ポジティブサプライズ」と話した。その上で同 氏は、原材料となる輸入チーズの価格が会社側の期初計画よりも大幅に 低下していることによる採算改善効果が大きい、との認識を示した。

今回の上方修正により、森永乳の10年3月期予想EPS(1株当 たり純利益)は28円となった。前日終値(423円)で算出したPER (株価収益率)は15倍。角山氏によれば、「食品業界の予想24倍前後 と比較して、株価の割安感は強い」という。

一方、子会社の飼料販売などが振るわないことから、森永乳は今期 の連結売上高予想を前期比0.4%増の5860億円と、従来予想から40億 円下方修正している。

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