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小糸製株2カ月半ぶり高値、エコカー減税追い風に業績増額

自動車用照明器で国内トップの小 糸製作所の株価が反発。エコカー減税などを受け、環境対応車向けを中 心にヘッドランプの販売が回復、今期(2010年3月期)業績予想を上 方修正した。未定としていた中間配当の実施も公表したことで、収益環 境の改善が評価され、株価は前日比7.5%高の1355円と、約2カ月半 ぶりの高値水準を回復した。

小糸製が27日発表した今期業績予想の修正によると、連結純利益 は前期比48%増の60億円になる見通し。従来予想は10億円だった。 世界的な環境対応車の普及、自動車販売促進策などを背景に、自動車用 照明の販売が想定より回復しているほか、原価低減や各種合理化策の進 展も利益水準を押し上げる。

業績予想の増額に伴い、未定としていた第2四半期末の配当を8円 (前年同期は12円)にすると発表した。期末配当は引き続き未定とし ている。

UBS証券の松本邦裕アナリストは27日付の投資家向けメモで、 小糸製について「トヨタ自動車系列の部品会社の中でトップクラスの回 復を遂げている」などと評価し、投資判断「買い」を継続した。目標株 価は1500円から1600円に引き上げた。

同氏は業績回復が速い背景として、年間200億円超の固定費削減、 上海フォルクスワーゲンなど成長市場でのビジネス拡大、ハイブリッド 車(HV)・小型車など売れ筋車種の部品受注拡大など、社内外で果敢 に攻めの経営を続けていることが奏効しているなどと述べている。

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