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円は対ブラジル・レアルで金融危機後の安値更新へ-テクニカル分析

バークレイズ銀行東京支店の山本 雅文チーフ為替ストラテジストによると、円はブラジルの通貨レアル に対し、年末に1レアル=57円60銭前後まで下落する公算が大きい。 実現すれば、米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破た んした2008年9月以来の円安・レアル高となる。

レアル・円相場は昨年8月6日に69円67銭と、1999年6月以来 の高値(レアル高・円安)を記録。9月からは金融危機の中で急落し、 12月5日には04年7月以来の安値35円19銭をつけた。その後は上 昇基調に転換。今年の8月10日に約10カ月ぶり高値となる53円70 銭、今週26日には54円16銭と約11カ月ぶりのレアル高・円安に達 した。

山本氏は27日のインタビューで、レアル・円相場は「12月以来 の上昇トレンドが続いている」と指摘。12月5日と7月10日の安値 を結んだ下方線が9月2日などの下落時に支えとなる一方、1月7日 の高値43円61銭を起点として下方線と平行に走る上方線が6月前半 や8月上旬には上値を抑えたと話した。

レアル・円相場の5、20、65、90日移動平均線も上昇基調にある。 山本氏は「目先の上値メド」として、昨年8月の高値から12月安値ま での下落幅をフィボナッチ級数の1つである61.8%戻した56円49銭 を挙げた。来年には、同76.4%戻しの水準に当たる61円53銭も視野 に入ってくるとも述べた。

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