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ドイツ銀行:サル・オッペンハイム買収で合意-10億ユーロ

ドイツ銀行は、富裕層向け資産 運用会社サル・オッペンハイムを10億ユーロ(約1330億円)で買 収することで合意した。同国銀最大手のドイツ銀が28日、発表した。 投資銀行業務への依存を減らそうとしている同行にとって、今月2回 目の買収となる。

発表によると、買収は現金支払いまたは株式交換で実施する可能 性があり、手続きは2010年第1四半期(1-3月)に完了する見通 し。ドイツ銀はサル・オッペンハイムを完全買収するが、買収先のオ ーナー一族は、運営部門の株式最大2割を維持するオプションを確保 している。

ドイツ銀の資産運用部門は09年1-6月(上期)に2億5800 万ユーロの赤字を計上した。モルガン・スタンレーのアナリストの試 算によれば、独立系プライベートバンク国内最大手であるサル・オッ ペンハイムの買収で、ドイツ銀の富裕層向け資産運用部門の運用資産 はほぼ倍増して3000億ユーロ余りに達し、年間の営業利益は約1億 5000万ユーロ押し上げられる見通しだ。

M・M・ウォーバーグのアナリスト、アンドレアス・プレジエ氏 (ハンブルク在勤)は「今回の買収は、投資銀行より業績の変動が少 ない比較的手堅い富裕層向け事業を確保することになるため、間違い なく合理性がある」とし、「買収価格に割高感もない」と述べた。

ドイツ銀のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、 投資銀行業務への依存度を低下させるため、リテールや資産運用部門 などの拡大を目指している。投資銀行部門は上期の税引き前利益の3 分の2以上を占めている。

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